元旦(1月1日)から小正月(1月15日)にまでの間に、以下のようないろいろなお正月行事や慣習があります。下記に列記しました。
■ 1月1日 元旦
お屠蘇を飲み、おせち料理やお雑煮を家族そろって食べ、昨年の無病息災を感謝し、今年1年の家内安全を願う。
初詣
この1年の無事・安泰を願うための参拝。
本来は自分の生まれたところや、住んでいるところの氏神様にお参りするのですが、近年では、近くの神社にお参りする人が多くなりました。
一方、有名な平安神宮や明治神宮へ、除夜の鐘が鳴り終わり次第参られる人たちもたくさんいるようです。
■ 1月2日 仕事始め(初荷)
多くの商店や会社が仕事を始める日で、旗やのぼりのついたトラックで小売店等に、荷物を運ぶ、初荷。
しかしながら、現代ではこの初荷などの光景はほとんど見られなくなりました。
初夢
二日の夜から三日の朝にかけてみる夢。1年の最初に見る夢で、1年間の良し悪しを見る夢といわれます。
良い夢を見るために、枕の下に宝船や七福神の札や絵を入れて寝ました。
良い夢の例が、一富士、ニ鷹、三茄子のようです。
書初め
筆の上達を願うため、毛筆でめでたい言葉や、自分の好きな言葉、年頭の決意などを書くこと。
■ 1月4日 御用始め
元来官庁の仕事始めですが、一般の企業もこの日を仕事はじめにするところが多くなっています。
社長や上司の年頭の挨拶、この1年間の抱負などを述べ、その後社員同士の挨拶や雑談で終わり、仕事はほとんどないようです。
一昔前は、女性社員は和服の晴れ姿で出社する人も多かったようですが、その光景も今ではあまり見かけられなくなりました。
■ 1月7日 七草粥を食べる日
この日の朝に春の七草を入れたお粥を食べる、慣習です。
春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロです。
もとは、まな板の上の七草を、包丁で、とんとんとたたきながら、唐土の鳥が日本に渡らぬようにと唱え、農作物に害を及ばさぬように、鳥を追い払う慣習です。
今では、正月に美味しいものを食べ過ぎた胃を休めたり、ビタミンの補給をするためとも言われてたりもしますが、家族全員が無病息災に過ごせるようにとの願いを込めて食べる習慣です。
■ 1月11日 鏡開き
この日に飾ってある鏡餅をおろし、小さく割って、お汁粉やお雑煮に入れたりして食べます。これを鏡開きといいます。
鏡餅を、刃物で切ることは、武家社会の切腹などを思わさせるので、それをを嫌い、木槌などで細かく開きました。
東京にある、柔道の講道館での鏡開きは有名です。1月の第二日曜日に行われます。
■ 1月15日 小正月
この日にお正月飾り、しめ縄等を近くの神社などに持って行って焚きます。
1日から7日の松の内を、大正月というのに対して1月15日を小正月といいます。
松の内の間によく働いた主婦をねぎらったり、地方によっては病気や厄除けをしたり、農作物の良し悪しをみる日です。
この日に小豆粥を食べるが、私の家庭ではよくぜんざいを食べます。
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